2008年06月07日

2008年しまなみ海道100kmウルトラ遠足 1 「福山城から尾道大橋へ」

IF YOU DON'T HURRY
YOUR LIFE IS FULL OF WONDERS AND JOY



物心がついた頃には山に囲まれた筑豊盆地にいた私にとって、海は大きなあこがれだった。そして小学校6年の時から山口県岩国市に移動して1年間、その後高校1年まで徳山市(当時)に4年間住むことになった私には、一番身近な海は瀬戸内海だった。

昨年の2月にダイエット目的で走るようになった時には、フル・マラソンはおろかハーフ・マラソンでさえ、一流アスリートのみが走るものだと思っていた。ましてやフル・マラソン以上の競技があることさえ知らず、昨年の今頃はサロマ湖と聞いてもどこか遠い外国の地名だと本当に思っていたぐらいだ。そんな自分が長い距離を走るようになりたいと思ったのは、これまでに何度か触れているが、1分1秒のタイムにセコセコせず長い距離をチンタラ走るのが性にあっているような気がしたことや、写真を撮りながら観光気分で楽しく走りたいという気持ちが大きかったからだ。そして、いろんな情報から「しまなみ海道100kmウルトラ遠足(とおあし)」という大会があることを知る。

しまなみ海道

1999年に開通した本州四国連絡橋の3つのルートの中で、広島県尾道市から芸予諸島を介して愛媛県今治市にかけて抜けるコース。向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島という6つの島を7つ10本の橋でつながっている。そして、本州四国連絡橋のルートの中で、このしまなみ海道は本州と四国の間を自分の足で歩いて渡ることができるルートとなっている。美しい瀬戸内海の島々を縫いながら、7つの海を越えて本州から四国までを走りきる。しかも、大会では福山城の天守閣前をスタートして、今治城を通り抜けた先がゴール。これはとても大きな浪漫であると思った。それ以来、このしまなみ海道をメインに通るマラソン大会をいつか出てみたい大会として憧れを胸に秘めていた。

そして幸いにも思いの外早く、そのスタート地点に立つことができた。

しまなみ01.jpg

2:30に起床。丑三つ時だけに外はまだ真っ暗。中間点とゴールへの荷物預けが3:30〜4:30だが、おき抜けの自分の準備がとろいのは充分承知なので、少し早めに目覚しをセットした。上はUVカットのアーム・カバーとウェアで、下は例のCW-X。キャップには首筋が暑くならないようにドレープをつける。レース・ナンバー・ベルトのクリップに前部のトルソー・タグ付のナンバー・カードを、後部のナンバー・カードはクリップが2つしかないのでナンバー・ベルトに安全ピンで留めた。

荷物をまとめて宿を出ると、荷物を預けるために福山ニューキャッスルホテル前へ。三々五々、出場者が集まっていて荷物を預けている。参加者は1109名だそうで、3月に出た伊豆大島ウルトラランニングの10倍の規模だ。目が覚めてないからか、不思議と緊張感はない。

一度ウルトラ・マラソンを走りきったからか、今回は制限時間も16時間だし普通に走りきれるだろうという妙な自信はちょっとあった。その反面、30km以上の大会ではいつもなのだが、はたして完走できるのだろうかという漠然とした不安も心の奥底にあったりはするのだ。

「おねがいしま〜す」

と、ゴール地点と中間地点の荷物をそれぞれ預けると、線路を越えた福山城へと歩いていく。まだ夜明け前で真っ暗の4:00頃だけに、人は10人もいなくてまばらだが、それも次第に増えてくる。

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あたりも次第に明るくなってきて、人の喧騒がスタート時刻が近づくにつれて大きくなっていく。もっともフル・マラソンのように整然と並ぶこともなく、本丸に散らばるようにリラックスして人が集まっている感じだ。

4:50からハンド・スピーカーで注意事項が伝えられる。そして、カウント・ダウン。スタートの号砲とともに、人のかたまりはゆっくりと動き出す。皆、横断幕にタッチをしながらスタート。

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まずは城門を下って階段を下りるので慌てたりしたら事故の元。それに1分1秒を争うようなレースでもない。

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公道に出てからはぞろぞろと列になってコースを走っていく。1km地点で幸運にも伊豆大島ウルトラランニングの打上げでお会いしたYさんに遭遇!うれしい再会だ。ごあいさつをかわすと、笑顔でエールを送りあう。

5km、10kmのエイドで給水してバナナを口にした後は、赤坂トンネルを皮切りにトンネルの連続。風景に変化があるのは嬉しいが、車の反響がうるさいのと排気ガス臭いのが難点(苦笑)。

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トンネルの連続を抜けて道を下って左折すると応援の方々が声をかけてくれる。こういう応援はやはりうれしい。

ところがこのあたりから、右足の裏に違和感が。今年の初めから悩まされている足裏腱膜炎の場所とはまた違って、もっと土踏まずの前の方が痛みだしてきたのだ。まったく想定しない事態に戸惑い焦る。まだ12kmを過ぎたあたりで、足にもそんなに負担はかかっていないはずなのにだ。着地をいろいろとかえてみるが、足は痛くなっていくばかり。原因も不明でスピードを落とし気味にしながらなんとか足への衝撃を少しでも和らげようと努めてみる。このままずっと痛くなっていくようだと、ハーフの距離も走らないままにリタイアしてしまうことになってしまう。

なんとか14.9kmの第3エイドに到着。ここでうれしかったのが、エイドで振舞われたぶっかけうどん!!クミクミした食感と、喉越しに冷たいうどんが気持ちをリフレッシュしてくれる。おいしかった〜〜〜!

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そしてあら、不思議。ぶっかけうどんを食べたからか、さっきまでの右足の痛みがうそのようになくなっている。これにはびっくり。そうか、足も腹が減っていたのか(笑)。

しばらく走ったところで厠を見つけて、一旦トイレ休憩を挟んでロダンの考える人の像のマネ。見も心も軽くなったところで尾道の海岸へ向かう。

前方に海が見えてくると、いよいよしまなみ海道に来たという実感が迫ってくる。

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そして海岸線へ。潮の香りが鼻をくすぐる。道をまたぐようにして左手方向の島に伸びる2本の橋。その一方が最初に渡る橋長385mの放射形斜張橋、尾道大橋だ。

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その前に19.9kmの第4エイドに立ち寄って、さくらんぼ、オレンジなどを食べてエネルギーと気力を補給。

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20kmの標識を見ながら坂を登っていく。

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その途中、またもや右足裏の痛みが。しかし、500mも進まないうちに痛みはスッと消えた。この坂の先が尾道大橋と思いきや、途中から脇の急な階段を登っていくことになる。

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そして、階段を登りきると・・・・・・、そこは橋の入り口だった。

歩道の幅はかなり狭いものの、眼下に瀬戸内海を見下ろしながら橋の上を走るのは爽快!潮風も心地よい涼感を与えてくれる。

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<<続く>>



posted by サンタパパ at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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