2008年07月06日

第6回続・忍者武術大会 山城編

5日の晩には翌日京都の山城で行われる第6回続・忍者武術大会 山城編(マラニック)に参加するため、夜行バスにに乗って奈良へ出発。目的地は京都だが、受付から近いJR棚倉駅は奈良駅からほど近い場所にある。山城の方はジョグノートで初期からお世話になっている先輩の地元に近いらしく、駅周辺にはコンビニエンス・ストアがないとの情報を仕入れていたので、6日朝にバスが到着後、奈良駅付近で朝食と物資を確保。少し早いが奈良線に乗ると棚倉へと向かった。

天気はよく晴れていて、朝も早いのにもうかなり暑い。どうやら真夏日になりそうな雰囲気だ。駅周辺をぶらぶらして、受付会場であるアスピア山城に向かう。

走ってみて4月の第9回岐阜〜根尾淡墨桜マラソン大会がマラニックだということが判ったが、マラニックということを意識して参加するのは今回が初めて。マラソン+ピクニックのことだそうで、楽しく走れそうだ。この大会を選んだのは、やはり名前から(笑)。コースと大会名には、山の中の忍者道と思われる道を体験してみることをこめているらしい。

受付を済ませるとコース説明。模造紙に手書きの地図で、手作り感たっぷり。後で考えると、よそ者の私なぞはまったく道を知らないことだし、この地図でもコピーしたものを配ってくれればよかったのになあと思った。

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路面には石灰で順路が矢印で示されているとのこと。ハガキにはエイドはなしとあったし、マラニックは基本的にセルフ・カバレッジだと思っていたが、ありがたいことに何カ所かエイドが用意されているそうだ。また、ジュースを100円で用意してくれるお店、そして神童寺では茶粥が昼食に用意されているらしい。

9:00に「はい、行ってくださ〜い」というのんびりとした声でスタート。

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橋を渡って折り返すと、不動川沿いに山の方へ登っていく。

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もう夏休みの朝といった感じの天候で、アスファルトからの照り返しも強く、心拍数が一気にぐんと上がる。暑い!よく考えたら、昨年のこの時期には第22回酒田砂丘マラソン大会の10kmでしか走ったことがなく、その時もたった10kmでめちゃくちゃバテたことを思い出した。夏の最中にフルの市民マラソン大会が無いわけだ。

また、昨日取りに行ったばかりのシューズとインソール、そしてまだ今回2回目のバックパックと、慣れないツールを使っているのもあるのか、若干足取りも重い。そしてずっとずっと続く苦手な登り坂。早くも汗をだらだら流しながら、必死に登る態勢に。「誰だよ?こんな時期にこんな場所で、こんな距離を走ろうと思ったヤツは?」と自分に悪態をつきながら、早くも後悔しはじめる。とにかくこの前半が一番キツい部分だった。ハイドレーション・パックに入れたスポーツ・ドリンクを飲みながら走るが、流れる汗の量の方が多そうだ。10km手前で自動販売機で炭酸レモン飲料を買って、その冷たさに生き返る。

やがて道は山の中に入ると、舗装の無い渓谷沿いの道に出る。木々がかぶさって日陰になると涼しくなってほっとする。元が山育ちなので、こういう場所が原体験にあるというのも心安らぐ一因かもしれない。

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このあたりのコースはトレイルの世界。沢を渡り、滝を見ながら急な山道を登っていく。この登りがまた、延々と続くのだ(苦笑)。縦列状態で肩で息をしながら足を踏ん張って必死に山登り。やがて大空が大きく広がると、万燈籠山展望台に出た。夏の日の光がまぶしい。ここまでで、既に持てる力を全部使い切ってしまったような気さえする(苦笑)。

14km地点のこの万燈籠山展望台に最初のエイドがあった。

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グリーン・ティと水をごくごく飲むと、一息ついて舗装道を下る。ここまでもそうだが、ずーっと登ったと思えば下り、下ったと思えばまた登る。これでもかというぐらいに坂・坂・坂・坂・坂・坂・坂・坂の連続。RUNNETで高低差は350mとあったが、これだけ登り下りがあると、延べの高低差は相当なものになるのでは?

18kmあたりの2番目のエイドで冷やし飴湯を飲むと、今度は白栖峠を登っていく。

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このあたりは木々の間に道があり、また折からかすかな風が吹いてくれたのもあって、昼頃なのにかすかに気持ちいい。やはり灼熱の太陽はランニングの大きな敵だ。下りに入ると綴れ折のながい道を一気に下っていくことができる。下界の風景が眼下に広がって気分もいい。

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下り終える直前、24kmあたりの場所で、ジュースが安く買える酒屋が開いている。コース説明の時に、「ビールも冷やしているそうです」と言っていた言葉が頭に甦る。これまで大会ではまだ一度もアルコールを摂取した状態で走ったことはないが、あまりの暑さと疲れから思わず口が勝手に動く。

 「ビールください!」(正確には冷えてたのは発泡酒だったが)

ついに、ついに初めてご禁制の品に手を出してしまった私(ドキドキ)。ひとくち飲んで、飛び上がる。

 「なんじゃ〜〜〜!!このおいしさは!?うぅんめえぇ〜〜〜!!!」(注:心の声です。実際には音声で発していません)

ぐびぐびと一気に飲み干してしまう。暑さと疲労が最大のスパイスになっていたのだろう。苦いのに甘露さえ感じるこのうまさは格別だった。しかも暑いので、走り出すと酔い自体はほんの数百mで醒めてしまう(気がする)。これはもしかしたらクセになるかもしれない(苦笑)。

冷静にその後にも水分を補給してから再び走り出す。しばらく行くと26kmぐらいの場所にまたお店が。ここではバニラアイスを食べて身体を冷やす。残り20kmは切ったようだし、なんとかこの暑い中、完走が見えてきた。

しばらく走って行くと小さな公園みたいなところで、大会のナンバー・カードをつけた3人ほどの人が休んでいた。自動販売機があったので、自分もちょっと休もうと近づいていくと、

「どうもこの道、違うみたいですよ」

と声をかけられた。神童寺に行くには山の方に向かうはずなのに、どうもこの先の道は麓の方に向かっているようだ。どこでルートを間違えたのか、この時は皆目判らなかった。後からまた1人走って来て、5人で近所の家の方に神童寺までの道筋を訊く。5人のうち、1人は元の道を戻り、2人はどうやら鉄道のある場所まで行くことにしたようだ。簡易の地図を持っておられたこの時初対面のKAZUさんに私はついていくことにした。なんにせよ、せっかく来たのだからせめて神童寺で茶粥を食べていきたい(笑)。

163号線まで出ると、少し曇った日差しの中、歩道の路肩もない道を木津川沿いに歩いていく。疲れている中で肩で息をしながら、少しずつランニングの話ができて、少し足取りも軽くなる。

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山城郷土資料館あたりで神童寺に行ける道があるような情報もあったのだが見つけられず。そのまま163号線沿いを奈良線の方向に向かった。そこに現れたのが、主催者の回収車。規定の時間までまだ2時間はあるので、どうやら走れなくなったり迷子になった人を回収しているようだ。既に回収車は満杯で、運転されている方は車通りの激しい中、必死に大声でゴールまでのルートを教えてくれた。

神童寺をあきらめてゴールのアスピアやましろまでテクテクと2人旅。奈良線を越えると奈良線に沿って道を北上。一駅分の距離だが都会と違って一駅間は結構長い。自動販売機で冷たいものを補給しながらゴールを探して目指していく。途中、KAZUさんの両足が攣って、かなり激しく痙攣をしていたので時々休みながら歩いて行く。KAZUさんは気を使ってくれて、「先に行ってください」と言ってくれるのだが、自分ももうそんなに走れるほど元気はないし、ルートも正規に完走する訳でもないし、せっかくここまで一緒に来たのだから、焦らずゆっくりと一緒にゴールまで行きたいと思っていた。

やがてアスピアやましろの建物が見えてくる。神童寺から走って下りてきたランナーがぽつりぽつりと追い越していく。まだ陽が高く暑い中、今日一日だけでも本当にいろんなことがあったなあと思う一瞬だった。敷地に入り裏手に回ると、スタッフがゴール・テープを用意して待ってくれている。ゴール手前のベンチでちょっと足を落ち着かせて、いよいよゴールへ。先にゴール・テープを切ってもらうようにというジェスチャーで手を差し出したら、KAZUさんはその手を握って上に掲げて一緒にゴールしてくれた。とても温かい手だった。

ゴール後はビールを飲んで、しばらく心拍指数を落ち着かせる。初めてのDNFというか、ついに正規コースで完走ができなかったが、いろんな意味で心に残る大会だった。

ちなみに後から検証してみると、どうも海住山寺で山道を登るルートを見つけ損ねていたようだ。他の参加者の方のブログを検索して読んでみたら、「いよいよ海住山寺の急登の入り口。さっきの派手なお兄さん、また行き過ぎて戻って来てる。ここのラインかなり薄くなってるしなあ。といった文章もあった。普通に考えて、恐らくあの場所でミス・コースしたのは我々5人だけではあるまい(苦笑)。

ただこの手の大会、ミス・コースは結構あって当たり前のようで、その辺りを許容できるかどうかも、大会を楽しめる要素に入るのかもしれない。暑さと坂にはまいったが、だからと言って懲りた訳でもなく、むしろいつかリベンジしたい気がするなあ。

足の方は、走っている最中はなぜか結構思いの外足が重かったが、走り終えた後のダメージはあまりなかった。歩きが多かったからかもしれないが。また、シューズのぶかぶか感のせいか、登りでは足指と足裏のグリップが効きにくく、滑って力が逃げているような感じがした。両足裏の真ん中に小さなマメができたが、これは新しい靴下のせいかも。昨年の手賀沼エコマラソンに時にも、それが原因だったし。

一息つくと、汗まみれのウェアを着替えて棚倉駅へ。目指すは大阪城公園









第6回続・忍者武術大会 山城編
日時2008/ 7/ 6(日)
場所京都府木津川市 棚倉〜万燈籠山〜白栖〜(海住山寺〜神童寺〜)棚倉
天気
距離45km(主催者発表)
タイム迷子によりDNF 6:12:36(38.7km)


posted by サンタパパ at 17:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れさまでした、マラニックの面白さと奥深さが伝わってきました。
ついに禁断のアルコールにてを出しでしまいましたか(笑)
もう病みつき間違いないですねw
走力の無さと迷子の恐れから11月3日の又右衛門マラニックは依然として悩み中ですが、迷子もマラニックの醍醐味だと無理矢理納得して一応参加の方向で考えてます。
それを逃したら次にそれにエントリーできるのが6年先になっちゃいますから。
Posted by ちょき屋 at 2008年07月08日 09:32
>ちょき屋さん

初めてのマラニックでしたが楽しかったですよ(^^)。そしてついに大会中にアルコールに手を出してしまいました(^^;。

11/3の荒木又右衛門マラニックは私は今のところ参加の方向でいます(^^)。会えたらいいですね。
Posted by サンタパパ at 2008年07月09日 07:39
忍者お疲れ様でした。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
なかなか厳しい大会でしたね。
こちらで参加された方も、知らない間にショートカットされた方が沢山いらっしゃったようですよ。
この大会は、迷子は当たり前みたいですね。
また、来年リベンジしましょうか♪(笑)
Posted by KAZU at 2008年07月10日 09:31
初めまして〜〜(*^_^*)
お疲れ様でした。
コメントおおきにぃね♪
しっかり覚えていますよ!
沢で写真を撮っていらしたので、ブロガーさんだとすぐに解りました。
茶粥、残念でしたね☆
私は暑さにやられ何度もダウンしましたが、
ゴールしたらいっぺんに元気になりました。
また何処かでご一緒したいですね♫
よ〜〜さん楽しみましょうね☆
Posted by hiro at 2008年07月10日 21:57
>KAZUさん

どうもあつかれさまでした。そしてありがとうございました。まさか迷子にはならないだろうと地図も持たずに行きましたので、おかげさまで大変助かりましたし、またゴールまでの心の支えになりました。

坂と暑さはしんどかったのですが、終わってみるとまた参加してみたくなる大会でした。同日に関東で行われる大会も多いのですが、来年か、もしくはまたいつか走ってみたいと思います。

Posted by サンタパパ at 2008年07月12日 23:39
>hiroさん

どうも、おつかれさまでした。目立つウェアで颯爽と走ってらしたので、とても印象に残ってました。完走、おめでとうございます。

確かに走りながら写真を撮っているのはブログをやっている人ですよね(^^;。最近は長い距離をちんたら走る大会が好きなので、またどこかでお会いできるといいですね。


Posted by サンタパパ at 2008年07月12日 23:39
忍者武術大会 山城編でぼーっとサーフィンしてたら、なつかしサンタパパさんに出会いました。
ご無沙汰してます。映画BLOGでお世話になってたちかぽんですー。

走ってらっしゃったんですねー。
私は今仕事の都合で東京生活です。
痩せるためにはじめられたそうですが、私は故郷を離れ、4ヶ月で4キロしっかり痩せましたー。(´Д`;)
映画を観るヒマもなく、じっと手をみております。

暑いですが、頑張ってくださいね〜♪
Posted by ちかぽん at 2008年07月21日 15:33
>ちかぽんさん

おおおおおおおおおっっっ!!!ちかぽん師匠ではありませんかっ!おひさしぶりでございますm(__)m。うれしゅうございます(^^)。しかし、「忍者武術大会 山城編」の検索でここに当たるとは。

走っていると全然時間が無くなって、かたすみの映画小屋は休業中になってしまい、映画も最近はほとんど見てません(^^;。体重は30kg減って10kg増えました(^^;。

今は東京におられるんですね。そのうち機会があればお会いして、香港映画、金庸話でご教授いただく機会もあればと思います(^^)。

最近はちかぽん師匠も忙しくて映画を見るお暇がないんですか。でも今週末の「ドラゴン・キングダム」はもちろんスクリーンで見にいかれますよね?

これからもよろしくお願いいたします。
Posted by サンタパパ at 2008年07月24日 07:36
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